index< 日誌 < j生理的情緒< 24c-37情緒の始まりD 「映し出された精神」p7 |
目や鼻や耳、あるいは指や肌といった肉体表面の単独の感覚といったもの。そうした感覚器官が感じる単純で直線的な、単に強いか弱いかだけの単独の刺激といったもの。 しかし、このような感覚器官の単独の刺激だけでは、それがいったい何なのか、自分にとって何の意味があるのか、それが良いことか悪いことなのか、心地良いことなのか悪いことなのかといった、自分にとっての意味といったものが分からないのである。 そうした刺激が自分の中で他の感覚と結びつき、連鎖して相互に作用し、そしてまた、すでに知られている何かのパターンや記憶の蓄積の中から、始めてその刺激の意味といったものが理解もされてくるのである。 |