index< 日誌 < j生理的情緒< 24c-37情緒の始まりD 「映し出された精神」p7 |
これがいったい何の刺激で、自分にとってどういう意味を持つのかというのが、無意識の本能的な反射として積み重ねられ、繰り返されているのである。だからまた、それが何なのか自分でも分からないまま、ただ気分的な、理由も曖昧なままの気分的な情緒として感じられているのである。 しかしまた、このような情緒を基にして、そこから現実との接点が明確な、だれが何のためにといった感情や、好き嫌いや、求める傾向の方向が出来上がってくる。 あるいは、そうした情緒の方向と共に、特殊で個性的な性癖や性格といったものが方向づけられてきているのである。そして、これが個性なのであって固有のオリジナルでもあって、思考や意識、そして自意識と自己認識の根源になっているのである。 |