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1、入れ替わり。

情緒といったものを、様々な感覚器官からもたらされる刺激の、複合的で錯雑とした迷走の世界だとすると、情緒の起伏自体が、そうした様々な要因によって主導されていて、これらの主導する要因自体がまた、情緒の起伏によって入れ替ったり、またこれが情緒の起伏の原因ともなっている。

そしてまた、この要因といったものも随意と不随意、意識と無意識、条件と無条件反射の相反する様々な要素の相互移行と、その入れ替わりとして成り立っている。

だから例えば、ある動作が自分でも気づかないまま無意識になされていたり、そしてまた、この同じ動作が意図的・意識的になされたりもする、人間の表情といったものが、そうなのである。

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2018-0915-0923