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1、最大多数の最大幸福

「最大多数の最大幸福」というスローガンは、確かにもっともなことのように聞こえるが、実体は必ずしもそうではない。

@  集団の中では多数派というのが常に変化するということ。今日は多数でも明日はそうでないことがあるということである。いまは多数派でも過去は少数派であった、ということもあり得るし、そしてたいていの多数派の始まりが当初は少数派なのである。だから、最大多数などと考え方自体がアテにならないのである。

A  現在は多数派でも明日には少数派になることが多々あるということである。この結果、現在の多数派の幸福を求めても、明日にはそれが少数者の幸福にしかならない、ということが多々あるということである。

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2018-0915-0923