index< 日誌 < d無意識< 24c-48主観の現実C 「補足」p3 |
最大多数というのは、その集団の内部を指しているのであって、これを他の集団や、集団同士の間で見ると必ずしも多数者にならないことがある、ということである。 この場合は、相互間の調整能力が求められるのであって、必ずしも多数者が優先される訳ではない。また、多数派というそれだけの理由で優先されると、集団間のバランスが破壊されて、幸福そのものが成り立たなくなる。 〜〜、このような事情から、「最大多数者の最大幸福」という考えは、極めて限定的で、表面的で、現実の実体から著しくかけ離れていると言わざるを得ないのである。 |