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2、思い込みの世界。

現実世界の何ものにも縛られずに、自分の精神の中だけでどんなイメージでも作り出している。そうした偶然と気まぐれと思い込みだけが支配する妄想の世界なのである。

しかしまた、だからこそ純粋なのである。自分自身に正直であるという意味でそうなのである。現実というのがそのようにしか見えないのである。肉体の情緒の世界が現実のすべてを無視して、自分自身の中の情緒の世界だけを映し出しているのである。

相手も場所も出来事の筋道も、論理的な一貫性も、そんなものはあっても無くてもどうでも良いことなのである。自分には関係のない世界なのである。また、そんなことはどうにでもなる世界なのである。それは自分自身の偏見と思い込みだけの世界なのである。

戻る。              続く。

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2018-0923-1002