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4、呼応する可能性。

極端な例えになるけれども、例えばこれを親子の間の意味不明で無意味なクセや性格についても、そのまま言える。ツメを咬む、寝言を言う・・・などと言った意味不明で無意味な親の性癖といったものが子供にも現れることがあるが、これは何も、親のクセがそのまま遺伝したのではない。

もともとそうしたクセの元になるようなものが自分の中にあって、潜在的な可能性のままで持っていた、ということである。それがずっと発現することなく、ほとんど忘れられていたのであるが、それがある時期に環境の変化によって、それに合わせて呼応して発現しているのである。

環境の変化に合わせて、何かが発現しなければならなかったのであるが、たまたば自分の中で、それ以外に適当なものがなかったということである。何でも良いし、どうでも良いような、当たり障りの無い無意味な動作といったものが、たまたま偶然にそれしかなかったのである。

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2018-0923-1002