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6、指定されている。

ただそれが現実に出て来た、その発現した部分というのが、自分の中の無限の可能性の中の一つに過ぎず、これをそれぞれ別々のものとして見ると、その仕草が全く別々のものとして見えてしまうという、ということなのである。

ただそれの現実に出てきている仕草のカタチが全く違うもので、それが同じ遺伝によるものとは信じられないということなのである。たとえ発現したカタチは別のもののように見えても、その根源にあるのは同じものだ、ということなのである。そして、これが遺伝自体が本来的にもっている無限の可能性の意味なのである。

しかし、クセや性癖・性格といったものが別のもののように見えながらも、それらの根源にあるのは同じ遺伝情報から生み出されたものであって、ただ変化する環境よってその発現と適応の仕方が異なっている、ということなのである。

遺伝自体は無限の潜在的な可能性に過ぎず、ただそれが現実の世界の中で現れるカタチといったものが、環境の条件によってあらかじめ厳しく制限され、指定され、条件づけられている、ということなのである。

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2018-0923-1002