index< 日誌 < ag儒教 ai原理< 24c-57自分にしかないものF 「人権の起源」p9 |
中世の人身的な上下の身分に基づく人間関係といったものが、近代以降、客観的な個人と個人との対等な関係として、現実的な経済合理性に基づく外面的な人間関係へと移行している。 人間の間のキズナ(絆)といったものが、自律した個人の主体的で孤立した関係になっている。内面は問われない。内面を問うのはプライバシーの侵害と見なされる。 だから人間は、自己の精神の世界では自由であり、これは誰からも侵されてはならない、自己の最も大切な神聖不可侵の権利であると信じているのである。 |