index< 日誌 < l見えないもの < 24c-69精神が現れるところC 「陰(かげ)」p4 |
そしてこの弱々しい存在というのは、たいてい病んで傷ついたボロボロの人間、それでも何かに取り憑かれて何とか生きようとしている人間、あるいは女や子供のことである。 そうしたことが自分に感じられるし、自分自身もまたそれを求めている。そうであるはずだと無意識に思い込んでいる。なぜなら、それは自分の心の中のすがただからである。 自分の中の病んだ心が、それを現実の世界に見ているのである。そうであるはずだと。自分の中の心の闇が、その姿を求めて、それを現実の世界に探し求めているのである。 |