index< 日誌 < l見えないもの < 24c-71精神が現れるところE 「ポジとネガ」p4


2、日常。

元の日常に戻るというのは、緊張し集中した生理と神経の動きが解消し、デフォルトの状態に戻るということである。従って、それは散漫でバラバラな動きとなったり、また、もしも相手が見ていれば、相手にも分かるような意図的なポーズとなって表現されたりもする。

しかし、この場合でもやはり、無為で散漫な態度を伴う。散漫でバラバラであること、これが無為で無目的の要件なのである。

また、この場合、すでに起動している生理や神経の中断、そしてその解体・分散・解消の動きであるから、それはどうしても何らかの動きを伴う。この動きによって、肉体の緊張と集中を解体して、ほぐして、緩めて、飽和して行くのである。そして自己の日常へと戻って行くのである。

戻る。              続く。


index< 日誌  l見えないもの < 24c-71精神が現れるところE 「ポジとネガ」p4
2018-1002-1022