index< 日誌 < l見えないもの < 24c-72精神が現れるところF 「続、ポジとネガ」p6 |
そしてこの情緒が自分を支配し、自分を動かし、自分が自分であることの証明となり、その「印し」となっているのである。自己の同一性と、その必然性の原理となっているのである。そして、これを私たちは情緒と言っているのである。 感情のように何か相手を意識するのでもなく、あるいは、何か明確な目的や目標があって、それを意識しているのでもない。感情や意識以前の、それの舞台となっているが情緒の世界なのである。 従って、自分の他に相手など居ないのである。だからまた外の現実が意識されることもない、自分だけの世界なのである。このような自分の中だけで自律し完結した気分や雰囲気の世界。そして、このような感じ方の世界が情緒なのである。 |