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5、アンサンブル。

そしてそれが望ましいことなのか、そうでないのか、どういう訳で、どこがどういう風にといった具合いに訳や理由といったものが確かめられる。多数の異なる感覚が寄り集まり作用し合って、そしてそれが積み重なり混じりあって、そうして一つの型式のパターンとなって、始めてそれが自分の感じ方として伝わって来ているのである。

このようにして、感覚の「感じ方」といったものが単なる刺激の強弱ではなく、それが自分に対して持つ意味といったものが知られてくるのである。

そして、そうしたことが時間の流れの中で、生理の起伏や高低長短となり、そしてそのリズムとアンサンブルとなって、そうして「情緒」を作り出しているのである。

戻る。              続く。


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2018-1002-1022