| index＜ 日誌 ＜ l見えないもの ＜ 24c-74精神が現れるところ⑨ 「デフォルト」p4 |
| いつもの日常のあり得べき情緒を壊してしまうような、情緒の急激な起伏と突発的な中断といったもの。そうしたことが自分の精神を脅かす。こうした場合、精神は自分を日常の状態に戻すべく、自分自身に働きかける。 そしてそのための現実的で目に見える仕草と行為でもって自分を確かめ、自分自身を補正し、精神のバランスを元に戻そうとする。 そしてこれが意識的または無意識の、自分自身のポーズや表情や仕草として現れる。このような現実の動きを伴わない情緒といったものはない。なぜならこのような現実の動きなしに、そうした自分に気づくことも、それが自分に知られることも、自覚されることもないからである。 |