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2、ためらい。

情緒は、それ自体が何らかのカタチを持っていて、それで始めて情緒と言えるのである。表情や仕草やポーズがそれなのである。あるいはまた、自己の内部に向けられた内向感覚がそうなのである。

そしてこれが自分の中で無視できないものとして自分を脅かし、あるいは追い立て、誘導し続けているのである。しかしまた、この情緒といったものが自分でもよく分からないのである。

いったいそれが、何を求め願い欲しているのか、自分のことなのに自分でもよく分からないのである。だからまた、求め続けるしかないのである。そうして永遠の果てしのないかなたを漂い、さ迷い続けているのである。

戻る。              続く。


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2018-1002-1022