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4、失われた記憶。

そして私たちは、このような、あらかじめ条件づけられ制限された世界を生きている。歴史上現れた様々な民族や文明といったものが、現れて消えていったのも、そのためである。

しかしまた、そうやって、それは今を生きる私たちにとっての記憶として残り続けているのであって、そしてこれが歴史なのであって、私たち自身の潜在的な可能性として生き続けているのである。

かつてイタリアでルネッサンスが自己を発見したように、このようにして自分を見つめ、問い直し、そうして自分が自分であり続けようとするのである。

かつての滅亡した文明が多ければ多いほど、それは私たちの中で忘れられた記憶の深さを意味しているのであって、そしてそれはまた、私たち自身の潜在的で、数限りない無限の可能性を意味しているのである。
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2018-1002-1022