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そうして限りなく接近していって、そして透けてしまった、そんな肌の色が「ピンク色」なのである。だからそれは反面、ケジメが無くて、自分と他人の境い目が曖昧で、緩いというか、だれに対しても無差別に自分を開いている。そして受け入れている。 そんな、自分と相手が限りなく接近していって、そしてその区別を消失してしまったような色なのである。自分と相手との境界線がなくなり、そしてその領域が一体化されたのである。 このような自分と相手との間には、プライバシーも人格も個性も無い。境界線は開かれ、そして一つのものとして同化されたのである。だからまた自分というのを消失していて、ケジメがなく、だれに対しても無差別に親しく開き混じり合うのである。 そうした柔らかく穏やかな、そして限りない夢を見ているような、そんな自分を喪失した世界なのである。 |