index< 日誌 < s設定 < 24c-93象徴の世界 「暗示」p3 |
これは仕方のないことなのであって、そうやって生命活動というのが営まれてきたのである。そしてまた、これが営みといったものなのである。これは実に致し方のないことなのであって、そうやって人間が生きてきたのである。 そしてまた、自分でも知らず気づかないまま、そうした行動を取ってきたのである。まるで、何かに導かれ、いざなわれ、あらかじめ方向づけられていたかのようにである。 イヤ、そうではなくて、むしろそれは、初めからそのように設定され条件づけられていたのである。そしてまた、このような限界と制約こそが、同時にまたその種の可能性になっているのであり、また、他の種と区別される境界線となっているのである。そしてこれが種のカタチなのである。 そしてまた、そうやって生命というのが営まれ、保存され、世代を越えて受け継がれてきたのである。これが、すなわち種の存在の仕方なのである。 |