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すなわち、このような精神と、このような世界観が、この世界を支配してきたのである。そしてこれが自分たちの自意識であり、プライドであり、尊厳と社会的地位の象徴になっているのである。国家とメーカーを頂点とする序列の順位が人間の社会的地位を決定して来たのである。 のみならず、このような自分の地位と立場でもって、それを他人にも従わせることが、秩序の統治として正しいことのように思い込んでいるのである。 企業と学校の統治のあり方も、これに基づいて成り立っている。それはマズローの欲求段階論がそうであるし、最大多数の最大幸福などという標語が、またそうなのである。 |