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2、序列。

自分の中に何もなく、ただ外見だけの世界である。表面的で形式的な序列と順位の世界である。そしてこれで十分なのである。自分にはこれしかないのである。

自意識というのが自分の中にあるのではなくて、常に他人との上下の関係の中でしか見い出せなくなっているのである。そもそも自分の中で、自分が自分を意識するということがないのである。

無いものを意識することなど出来ないのである。だからまた、表面的な外見と体裁だけでしか、自分を意識することがないのである。そしてこれが自分の自意識であり、自己の同一性の根拠になっているのである。
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2018-1010-1122