index< 日誌 < z自意識 < 24c-98象徴の世界 「自意識」p7 |
しかし、自分ではどうにもならないのである。そして同時にまたそれは、自業自得というもので、自分で責任をとるしかないものなのである。しかし、実際にはもはや手遅れというもので、そうした能力も経験も、そして何よりもそうした「やる気」と意志が、自分には皆無なのである。 何よりもそうしていままで生きてきたのである。いまさらこの年になって、生き方を変えるなどといった面倒くさいこと誰もしないのである。何かしてもしなくても、どうせ数年後には何も出来なくなるか、この世に居ないのである。 要するに、もはやどうにもならない、手遅れなのである。これは自意識の問題なのであって、自分の中に自分が存在しない以上、それはどうにもならないことなのである。 このようにして、この世界というのは、他人にすがって生きるだけが取柄の、奴隷化された人間だけを大量に生産してきたのである。 |