index< 日誌 < l見えないもの < 24d-01錯覚・連鎖 |
遺伝とか先天的という場合、何かを特定して言っているのであって、すでに定まったものを自分の中で受け継いでいるのである。このような先天的なものを自分で思い出す場合、何らかの印象を目印しにして、そこからそれをサインのスイッチにしてポーズや表情に変換してゆくのである。そしてこれを遺伝とか先天的な生まれつきなどと言っているのである。 その意味では、先天的というのは盲目的でもあるし、偶然でもある。それがスイッチされる目印しといったものが、必ずしも当初に予定していたものとは一致しない場合が多々あるからである。それは、言い換えると、偶然の錯覚というのが無限に連鎖したものなのである。 |