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7、マナー。

従ってまた、情緒はこのような現実の世界にあって、ただ移ろい、当てどもなくあちらこちらに乗り移り、入れ替わり、さ迷い続けているのである。「なりすまし」がそれであり、権威に対する盲目的従順性といったものも、そうである。

あるいは、未知のいまだ知られざる、自分のホントの姿を求めて都会やバザールや、そして宇宙や深海にまで挑戦するのもそうである。そしてそれを模倣しマネて成り済ます。あるいは外面だけでもコピーして取り繕って、その場その時を周りに合わせて行くのである。

これが協調性であり、人間が生きて行く上での、最低限の必須の条件になっているのである。そしてそれは、この人間社会を生きる者にとっての最低限のルールであり、マナーなのである。

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2018-1029-1010