index< 日誌 < aj情緒< 24d-16「閉じた世界」p7 |
だからまた、だれかれ見境いなく取り憑くのであって、乗り移り、成り済ますのである。そうして永遠にさ迷い漂い続けるしかない存在なのである。 ただそうであると信じるしかないのであって、また、信じなければならないのであって、そしてそれで十分であり、そしてまた、誰もがそうして生きているのである。 また、そうして生きてきたのである。そしてこれを幸福や不幸、楽しみ、怒り、愛や悲しみといった感情でもって表現してきたのである。 そして、こうしたことを感情と言っているのであって、それ以外に情緒の表出の場所がない、ということなのである。そしてこれが、情緒が現れる現実の場所なのである。 |