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3、内なる世界。

そうやって現実に無いものを自分の中に探し求めているのである。それは同時にまた自分自身の内なる世界でもあって、自分の中にある情緒の世界を見ているのである。何かを思い出そうとしているのは、このことなのである。

それは遠くを見ていてまぶしく感じられると同時に、何かを思い出そうとしている。自分の中にある求めや願いがそうであり、そしてまた、自分の中で欠けている何かとっても大事なものを探しているのである。

だから、現実に見えないにも係わらず、ムリヤリそれを見ようとするからマブシク感じられるのである。そうして当てどなく焦点を絞り、視野を狭め、目を細めようとするのである。そうすることで、何か見えないものが見えてくるような気がするのである。

戻る。             続く。


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2018-1122-1206