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2、探しもの。

これは遠くの景色の中に何かを探しているのであって、そのために視野と焦点を絞り、目に入る光の量を制限し、対象を見やすくしようとしているのである。

そうやって神経を集中させているのである。しかしまたこの「集中させる」ということ自体にも、それなりに意味があるのである。何かを思い出そうとしているのである。そして、それを遠くの景色の中に探し求めているのである。

だからこの場合のそれは「お思い出す」という、言わば形式的な儀式なのであって、そのための肉体のポーズなのであって、象徴なのである。そうやって自分の中でそれを絞り込んで行って、それが何かを見定めようとしているのである。

戻る。             続く。


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2018-1122-1206