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5、情緒のカタチ。

それなしには、自分の意味といったものが見いだせず、自分が生きている現実の目的や、生きて行く自分の方向といったものを見失ってしまうのである。

自分の中の無意識の象徴的な仕草や表情といったものは、このことなのである。それを失くしては、自分が誰なのか分からなくなってしまうのである。それは自分のアイデンティティーに係わることだったのである。

そしてこれが無意識の顔の表情となって現れているのである。またそうして始めて、自分の中にある未知の情緒といったものが、自分自身の顔の表情となって現れ出てきているのである。

もしも、情緒というのが、このような顔の表情となって現れることがなければ、他に現れる場所などなく、また、そうした現実のカタチを持たない情緒といったものは、情緒とは言えないのである。

戻る。             続く。


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2018-1122-1206