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可能性とは、自分の中にかつてあったものが、それが元になっているのであって、それが原因なのであって、それなしに自己の可能性など存在しないのである。 そうした今は失われた、かつての自分自身の可能性といったものを、自分自身の肉体の中に、そしてまた何気ない自分自身の表情や仕草、行為や習慣の中に見ているのである。 そしてこれが自分であり、自分というのはそれ以外に無いのである。だからそれは、やはり発掘であり、再発見であり、失われた自己の痕跡の復活であって、新たな自己の発見なのである。そして自分の中の無限の可能性とは、このことなのである。 |