index< 日誌 < l見えないもの < 24b-28「コミュニケーション」p5 |
現実の存在自体が、自分の肉体のカタチによって定められてしまうのである。自分の存在というのが自分の肉体と、種としての歴史と、そして地球環境という条件によって、すでに方向づけられているのである。それ以外に、生きて行く方法が無いという意味でそうなのである。 これ以外の現実など無く、この現実の中でのみ人間は生きて行くことが出来るのである。だから、そうするのである。そうするしかないのである。そうして生きて行く以外にないのである。そしてこれが現実という世界なのである。 しかしまた、だからこそお互いを知り得るし、理解もし合えるのである。同一の自己のシステムと、そして同一の環境を生きている。このような存在の条件の同一性が、お互いを知るということを可能にしているのである。 |