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言葉だけでなく、それ以前の仕草や身振りの表情の中に、自分と同じものを見てしまうのである。これは言葉以前の直感であり、本能的な情緒の世界なのである。 そして、そうしたことの無限の連続が人間の歴史の中で堆積して行って、それが血となり、骨となり、そして現実のカタチになったのである。そしてそれ自体がまた、習性や習慣、さらにまた社会の制度やシステムとして固定されたのである。 だからまた、これを持って同じ人間だと言っているのであって、またその範囲で、お互いを知ることになるのである。そしてまた、音楽や絵画などの芸術といったものが、文化や歴史を越えて人々に理解され愛されるのも、このためなのである。 |