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それは、ちょうどあらゆる民族が、それ以前の古い様々雑多な民族の混合した寄せ集めから生成されて来たようにである。そして、それらを全体として連続的に見てみると、やはりどこか同じものが見えてくることがあるのである。そして私たちは、そうした歴史的空間の現実の世界を生きている。 リズムやサイクルといった情緒自身の自律した営みを観察することによって、その見える現実のすがたカタチを理解して行くことが出来る。偶然と気まぐれだけの世界のように見えながらも、それらの中に似たようなパターンや、より本質的なリズムの必然性とその原理を探し求めてゆくのである。 そうして始めて、それが本来持つところの理由や求めるもの、そしてそれが目指す必然性から強制されてくる、方向といったものが理解されるのである。その民族が持って生まれて来たところの、その条件が指向する制約と方向が見えてくるのである。 |