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5、構成要素。

そうは言っても、やはりその根源のところでは同じであると言える。根源とは、民族というのを、よりもっと掘り下げて見た場合である。民族というのを分解していって、より根源的な構成要素にまで掘り下げて見た場合のことでる。

そうすると民族としては別のものであるけれども、しかしそれをより包括的で長期的に見ると、やはり同一の原理の下に働いていると感じられてくるのである。これは私たちが古代の歴史を見ていて、現在そこに生きる人々に、何か特有の思考と行動のパターンの共通性を感じてしまうのとよく似ている。

そうだとすると、民族としては別のものなのかも知れないが、しかしそれをより包括的で長期的に見ると、同一の原理の下に動いていると感じられてくるのである。

戻る。             続く。


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2019-0624-0725