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すがたカタチは変わっても、その原理や秩序が同一のものであり続けるのである。そのようにしか成れないという意味でそうなのである。その歴史的な文化というのがそうなのであって、そしてまた、それを存立させている地政学的条件がそうなのである。 しかし、もしもそうでないとしたら、つまり、同一の者でなくなるとしたら、その時点で、それはもはや同一の民族であるとは言えないのである。自己が同一である、同一の自意識の下にあるとは言えないのである。 もはや自分が他の者に入れ替ってしまっているのである。しかしまた、言い換えると、それはそれでまた、新たな民族の出現を意味しているのである。 |