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1、背景。

出来事の記憶といったものは、その環境と背景といったものの現われ方に過ぎないのであって、その根底にあるのは背景そのものなのであって、現実の出来事の記憶といったものは、それを見る側の感じ方の現われに過ぎないのである。

背景といったものが、それを見る側の都合と求めに応じて、それに合わせて答えているのに過ぎないのである。それは、それが見えてくる出来事やカタチやイメージといったものは、そうした背景の中でしか現れて来ないということである。

これは言い換えると、背景とは自分を取り巻く環境の条件のことなのである。地理的空間的な現実はもちろんではあるが、自分の中にある精神的文化的特質がまたそうなのである。そしてこれがすなわち、背景なのである。

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2019-0725-0815