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それが、自分が自分であることの条件であり、前提であり、そしてまた自分の実体なのである。すなわち、このような背景を離れたところに、自分というのは存在しないのである。 背景とは無意識の世界であって、それはまた同時に、自分の中の情緒の世界である。情緒のリズムがもたらす気質と気性の固有の特徴のことなのである。 そしてこれをもっと掘り下げて見ると、それは、自分たち自身の祖先の記憶の世界なのである。かつての祖先の記憶が情緒のリズムとして保存されていて、そしてこれが無意識の夢の世界に現れてきているのである。 無意識の世界が、夢を通して自分の現実の世界に現れてきているのである。そしてこれが自分にとっての背景となっているのである。 |