index< 日誌 < p変異< 24d-35異人 「生まれつき」p6 |
みんなと同じ世界を生きて行動し生活していて、そして一緒になって同じことをしている。そうであるにもかかわらず、みんなとどこか違うということは、何か頭の中で他のことを考えているからだ。 だから表情や仕草といったものが、どこかぎこちなく、わざとらしく、白々しく感じられてくるのである。感情表現もテンポがずれていて、どこか無表情である。このような人間の心の中の内面世界は異国人であり、異民族・異人種なのだ。 すがたカタチは同じ日本人なのに、心の中は全く別世界の住人なのである。それを隠している。あるいは、いずれそれが表面に出てくる。あるいはまた、対立を生み出す。みんなと違う他のことを考えているということは、いずれどこかで、表に行動となって現れてくる。 |