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しかしまた、そうでなければならないものと思い込んでいる。信じていると言ってよい。そしてこれが「自分たち」という信仰と、自分たちの自意識になっている。これが自分のアイデンティティーでもあり、自らの社会的地位と立場を周りに表明し、それを認めさせるものとなっている。 それはまた外面的には、自分自身の見栄と世間体の象徴ともなっているのである。そして、このような性向と性癖は日本の信仰の、自分たちが「信じるもの」と深く関係している。また、そこから来ている。すなわち儒教がそれである。 そして、それはまた、稲作とその共同体を自らの生存の基盤としてきた、意識と思考の必然の結果であり、そしてその原理であり続けたのである。 |