index< 日誌 < p変異< 24d-36異人 「反社会的存在」p4 |
それは「外の人間」なのであって、それが自分たちの中にまぎれ込んでいて、みんなが前に進もうとしているときに、隠れてコソコソと必ずジャマしに来るに違いないのだ。ウジャウジャ、グチャグチャと何やら訳の分からない事ばかり言って、足を引っ張ってくるのに違いないのだ。 だから、そうなる前に、必ず摘み出して見せしめしておかなければならない人間なのだ。これは学校でも会社でも町内の自治会でも、およそ人間が集まり群れるところでは、必ずそのように見なされるのである。 しかし、みんなと同じことを考える人間が最も怪しいのである。自分の考えというのが何も無く、ただまわりに迎合しているだけの人間だからである。ただ自分の保身だけで考えをころころと変える人間を信用など出来ないのである。 |