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1、好みの傾向。

しかしまた、こうした考え方の是非、そしてそれが正しいか否かを別にして、人類の歴史がそうであり続けたのである。有史以来ずっとそうでなかった歴史などないのである。

要は、与えられた環境と資源の条件から、いったん方向が決まると、それに合わせて誰もかもが群がってきて、そうした方向へと社会全体が編成されるのである。そしてその流れにうまく乗った者が、その文明の中で優位な立場と地位を獲得するのである。

政権のトップを頂点にして、社会全体がそれに合わせて編成され、そしてそれを目指して統治されるのである。教育、統治の機構、文化芸術、趣味や好みの傾向、そして気質や気性といったものも、それへと誘導されるのである。それが模範とされ理想と成って、誰もがそれへと邁進するのである。

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2019-0831-0909