index< 日誌 < z自意識< 24d-40自分はだれか 「そとのひと」p5 |
こういう「そとのひと」を動かしている動機や目的、それに肉体内部の情緒とその生理といったものが、大多数の一般的な普通の人々からすると、どこか根本的に違うということなのである。 ということは同時にまた、そうした人間は、やはり反社会的な存在であると言わざるを得ないのである。言い換えれば、自分が生きている、こうした社会のルールやマナー、シツケや常識と根本的に合わないからである。 それはまた、まわりからも、どこかどうということなしに不自然に見えてしまうのである。しかしまた、実はこうした不自然さや非現実的なところが、彼らをして否応なく本人自身の変異と、社会の変革へと追い立てるのである。 どこにも自分の居場所がなく、誰からも相手にされない人間として、他に生きて行く方法がないという意味でそうなのである。 |