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2、みんなと違う。

もちろん、こうしたことが社会の共同体を良い方向へと導く場合もあるけれども、反対に、破滅へと導くことも多々あるのである。だから、やはりこれについても、その善し悪しといったことは判別できないのである。彼らは、自分の都合でしているだけで、それは世の中の善悪とは別のものだからである。

しかし、こうした変化と変異といったものは人類社会の文明にとって、いつでもどこでも当然のように現れている。むしろそうした見えざる変化といったものが常態なのであり、普通の日常の世界の見えざる根底を成していたのである。

そして私たちはそれに気づくことなく、また、それに気づこうともせずに、ただ表面的に「変わっている」とか、「みんなと違う」というだけで、こうした変化や変異といったものを排除し続けてきたのである。

戻る。             続く。


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2019-0831-0909