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不慣れが馴れになるまでに、時間的にズレがあるということである。これは同一の動作自体が様々な器官とその運動方向の、全体としての連携によって成される以上、この同一の動作の中でズレや不慣れ、変形、不具合などが起こる。 そしてこの不具合と変形といったものが同時に、一つの表情として顔面やその仕草の中に表れている。そしてこれもまた特殊な表情として、新たな馴れと表情のパターンとして定着して行く。 そして実は、これが本来の表情なのである。つまり、一つの出来上がった既存のパターンから脱却して、新たな表情や仕草のパターンを作り出す出発点となっているからである。 |