index< 日誌 < 2av表情< 24d-48緊張と解消 「対象なき感情」p4 |
どういうことかと言うと、いまだ原因も理由も知らず、従ってまた自己の目的も意図も定めようがなく、またその相手もはっきりしない、そうした状態だということである。言い換えると、それは未だ感情とは言い難い状態なのである。 なぜかと言うと、相手がいて対象があって始めてそれが、怒りや楽しみや悲しみといった感情になり得るからである。 こうした未だ対象の存在しない感情というのは、むしろ感情以前の、自分でも抑えようのない突発的で爆発的な情緒の急変なのであって、錯綜し混乱した、生理や神経のバランスを失った状態を指しているのである。 |