index< 日誌 < 2av表情< 24d-48緊張と解消 「対象なき感情」p4 |
しかし、ここでいったん区別して考えねばならない。というのは、このような危機的状況に際して準備された肉体の事前の「総動員体制」といったものが、未だその理由や相手といったものを、知ることが出来ずにいるということである。 だからそれは爆発的な行動の直前なのであって、その寸前の頂点に達している状態なのである。しかしそれは同時にまた、いまだその爆発のターゲットを定めることが出来ずにいる状態なのである。 そしてこの爆発寸前の状態というのは非常に不安定で、ささいなキッカケでも、あるいは何ら意味のない行動であっても進んでやりかねないし、また実際にやってしまう、そうした不安定な状態なのである。 要は、もはや理由などどうでも良く、爆発そのものが自分にとって何がなんでもやらねばならないものとなっている、そうした状態なのである。 |