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3、解消先。

そうして分裂寸前だった自己の顔面の紅潮や静脈の怒張、血走った白目といったものは解放・解消されて、普段の日常の自分へと戻って行く。

噴火のエネルギーは相手に対する暴力となって発散され消えて行く。ただし、この場合、相手は誰でも良いのであって、たいていは「八つ当たり」か「でっち上げ」で、自分よりも弱い者に対するイジメに向けられる。そうして何もかもが元に戻って行くのである。

あるいは、このような慄(おのの)きや危惧と恐れといったものが、ただ単なる誤解や勘違いであることが判明した場合、この場合の暴発寸前のエネルギーは、これを持って行く場所を見失なう。

しかしまたそれは安心安全の証明でもあり、望ましいことでもあるので暴力は伴わない。しかし充満したエネルギーは行き場を見つけられず、結局、意味不明な言葉や行為や仕草となって表明される。

戻る。             続く。


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2019-1009-1014