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自分にとっての現実とは、自分の中にあった精神が、自分の外の世界に出て行って、そしてそれが自分の中で映し出されているのである。自分の中にあったものが、外の世界に反射して映し出されているのである。 なぜか? 理由は簡単である。自分にとっての外の現実世界とは、自分自身の感覚の世界だからである。外の世界は自分自身の感覚を通してしか知り得ないからである。 そしてこの感覚とは、自分自身の現実のカタチなのであって、そしてまた、種としての自己の歴史の結果だからである。そうやって自分というのが空間的な現実においても、そしてまた、時間的な歴史の世界においても存在し得るのである。 |