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なぜならそれは民族のタマシイとでもいったもので、決してそこから抜け出るということがないのであって、生活様式のカタチが表面的にいくら変わっても、その思考のパターンと自意識の根底にあるのは変わらないのである。 だからまた、自分が生きてきた世界の習慣やシツケ、生活様式の劇的変化というのが、自分が自分で無くなるように思えてきて、現実について行けなくなるということが起こるのである。 生活のカタチは変わっても、自分の頭の中とその記憶は変わりようがなく、変わってもならないものなのである。なぜなら、それが自己の同一性だからである。自分が自分で無くなることを意味するからである。実際にそう思えてきて、自分が無視されていると思えてくるのである。 |