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つまり、このような環境とその果てしのない時間的な連続が、種としての特有の生理と神経の反射作用を作り出し、そしてそれが数千数万年という永い時間の中で、それ固有のリズムとなり、そしてそれが外面的には変化しても、内的には何ら変わることのない自己固有の、自律した必然性の世界を作り出したのである。 そして、これを離れたところに自己というのは存在しないのである。それは自分にとっての背景であり、下地であり、根源なのである。環境と歴史という自己の背景の中から否応なく作り出されてきた必然性なのである。それは数億年の長きに渡る繰り返しの中で型式化されたプロトコルなのである。 |