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環境とその歴史が、自己の生理と神経の反射作用のリズムを創り出し、そしてこれが数千数万年という繰り返しの中で「型」となり、そしてその種固有の情緒のカタチを創り上げたのである。そしてこれが感情となり、自意識となり、そうして種としての自分たちの歴史を創り出してきたのである。 自己の同一性としての「種」はその原理の中で、そして繰り返される必然性の中で同じことをくり返す。くり返すというのが、自己と他者を区別する境界線なのである。 それにしか成れない存在だということである。それしか出来ず、それ以外の者になれない存在、だからこれが「種」なのである。そしてまた、これが自己の同一性なのである。 |