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環境による馴れと適応といったものが、自己の内的な習性と生理の特質となり、そして肉体の機能とその傾向までも指定し行く。そしてやがて、肉体の物理的な形状、すなわち肉体のカタチと仕組みを変えて行く。 このような自己の肉体の営みのサイクルと、その機能の仕方において、すでに特殊化されているのである。そしてこれが「種」なのである。それしか出来ず、そのようにしか成れないのである。そしてまた、そこから離れたところに「種」という概念自体が成り立たないのである。 こうしたことが自己の同一性の、歴史的および身体的な根拠となっているのである。そしてこうした歴史的・空間的現実から離れたところに、自己は存在し得ないのである。 |